FUYU CAMPを終えて

こんにちは。with campの佐久間亮介(さくぽん)です。

暖かくなったり、寒くなったりの天気が続いておりますが、キャンパーの皆様はいかがお過ごしでしょうか。

僕たちがいる関東や太平洋側は、今年は記録的に雨が降っていないようで、キャンプ目線でいうならば嬉しい限りではありますが、川に水がないなどの異常現象もおこっているらしく・・・極端なのは困りものです。

さて、このブログでもさんざん告知をさせて頂いた、with camp初めての主催イベント【FUYU CAMP】を

2019年1月12日〜14日に和歌山県のリゾート大島キャンプ場で開催することができましたので、そのレポートをお届けしていこうかと思います。

遅くなってごめんなさい。

本当に、本当に、楽しきイベントでした・・・。

イベント内容を紹介!

まずは、僕たちがどういったコンテンツの準備をして、みなさんをお迎えしたのか、その一つ一つ紹介していきます。

最初に紹介するのは、画家であり、外ごはんスタイリストでもある、風森美絵(通称よんさん)の「きこり亭」です。


よんさんには、12日の夜、13日の朝と夜の合計3食に加えて、チャイ・コーヒー、さらに夜にはホットワインの提供までをやっていただきました。

どれも本当に好評で、「お客さん少なかったら自分たちの賄いにしちゃおうかー」なんて言っていたのですが、2つ目の夜のカレーは完売御礼。

和歌山といえども夜は寒いキャンプ場。よんさんのあったかご飯で身体も心も満たされました・・・。


レシピはこんな感じ。

こうやってレシピをその場でかきあげてしまうことができるのは、よんさんが画家だから。絵もかけて、美味しいごはんも作れるとか多才かよ・・・。

よんさん、美味しいごはんを本当にありがとうございました!

ワークショップは3種類!


そしてお次に紹介するのが、狩猟に、つりに、発酵に、畑に、っとなんでもできる宮原悠さん(通称みやっぴー)による自家製ベーコン作りワークショップ。

豚バラ肉をソミュール液に漬け込み、乾燥後、焚き火でいぶしました。


やってみたい!興味はあるけど、実際はどうやったらいいんだろう?っと僕も思うことが多々あったベーコン作り。

ただベーコン作りをするだけではなく、ナイフの使い方や火起こしの方法など、みやっぴーならではの語り口調で楽しませてくれました。

煙が逃げないように、その場で風防を作り始めたみやっぴー。本当に色んなことができて、これこそTHE アウトドアマンだなというべきお方です。僕も勉強になりました。

できあがったベーコンを、夜の振る舞いでいただきましたが、本当においしかったなぁ。スーパーで買うベーコンとは全然違うんだ、これが。

ワークショップに参加された方が、次はお一人で作ってくれたり、お仲間に教えてあげたり、そんなことをしてくれたら嬉しいなぁ。

みやっぴー、いつもたくさん喋ってるけど、ありがとうございます!

そして、お次に紹介するのが、東京都内で旅やアウトドア、キャンプを便利に楽しくしてくれる道具を自ら製作するブランド【Baltic Amber】のjanさん(ヤンさん)が担当してくれたオリジナルガス缶カバー作りワークショップ。

好きな素材、カラーの布を選んで自分オリジナルなものを製作します。

大人はもちろんのこと、お子さんも楽しそうに作ってくれていました。

ワッペンをつける辺りがヤンさんらしいなぁっと。本当におしゃれ。


今回のメイン会場となったノルディスクのヴァナヘイムの中を、ヤンさんのセンスでおしゃれにコーディネート。

ヤンさんの商品販売の脇に、こそっと僕さくぽんがやっているWANDER THE Lifeの商品も置かせていただきました。

ヤンさんいつもありがとう。


そして、お次は、with campのメンバー猪俣さんが行うプラネタリウムテント。

ロゴスのデカゴンをベースに、遮光布を自ら縫いつけて作ったものです。

テントの中を真っ暗闇にしたのは、プラネタリウムを見るため。100万個の星空をみることができます。

これが本当にすごいんだ。

猪俣さんの本業はフォトグラファーでですが、実は星のソムリエの資格もお持ちで、その知識を存分に披露していただきました。

キャンプでみる星空って、人によっては一生の思い出に残るくらいに印象的なシーンです。その一部が体験できるプラネタリウムテントは、子供はもちろん、大人も感動もの。

猪俣さん、ありがとうございました!

夜はトークショーに、焚き火バーに

1日目の夜は、リゾート大島のオーナーwith campでのトークショー。なぜこの冬キャンプイベントを企画しようと思ったのか、このキャンプ場が皆さんに伝えたい思いなどを我々メンバー三人とともに語り合いました。

寒い中ではあったのですが、焚き火を2つ囲んでのトークはなかなかに盛り上がりました。後に参加者の方に感想を伺ったところ、

「キャンプ場側のリアルな気持ち、思いを聞くことって普段キャンプしてるだけじゃなかなか難しいので、貴重な話が聞けてよかったです」

とおっしゃってました。キャンプ場の思いがキャンパーさんに届くとこちらも嬉しいです。

そして2日目の夜は、焚き火バー。嬉しい悲鳴ではあるのですが、2日目の夜は、お客さんがたくさんいらっしゃってくれて、その対応に追われてあまり写真がない(笑)


よんさんが作る美味しいホットワインとこいし作の沼ホットワイン。

こいしさん提供の美味しい日本酒。

急遽メニュー入りした沼じゃない、和歌山の美味しいポンカンをつかった”さくポンカンサワー”。

お陰様で、夜ご飯のカレーも、お酒もほぼほぼ完売状態。

ヴァナヘイムにインストールした薪ストーブにあたってご飯を食べたり、

外にある焚き火を囲んでお酒を飲んだり。

今日出会ったばかりの人同士だったとしても、そんなのはお構いなし。

みんな楽しそうな時間を過ごしてくれて、素敵空間が出来上がってました。



闇夜に現れたパンダテントのライトアップ。プロデュースしたこいしさんの発案かと思いきや、リゾート大島のマネージャーさんの発案でした(笑)。

こいしさんは、本の販売に、サインに、イベントのMCに、変わらずの大活躍をしていただきました。いつもありがとうございます!


そんなこんなで、決して大きくはないけれど、それぞれの得意を活かしたコンテンツでお送りしたリゾート大島でのFUYU CAMPです。

あれ、佐久間いないじゃん?と思われるかもしれませんが、次にお話する「なぜ、このイベントが開催されるにいたったのか」というところで登場します。


1本の電話からこのイベントは始まりました。

なぜ、今回のイベントを開催することになったのかというと、佐久間が2015年の夏に(当時、僕は日本一周をしながらキャンプ場巡りの旅をしていた)

リゾート大島でアルバイトをしていた関係で、オーナーと親交があり、電話を頂いたのがキッカケです。

「佐久間くん、関東では冬キャンプがブームみたいなんだけど、和歌山までは届いてなくて。with campさんの力を借りて、冬キャンプで何かできないかな」

そう相談をいただきました。

それからメンバーで話し合いをし、with campメンバー3人だけでなく、よんさん、みやっぴー、ヤンさんら愉快な仲間たちを巻き込んで、楽しいイベントを作り込んでいこう!

っと決めたのでした。


そこからはメンバー同士でMTGをやり、

開催場所となるリゾート大島とも何度もやり取りをしました。


せっかく頂いた依頼だから、なんとか成功させたい。

でも、初めての主催イベントだから、どれくらいのお客さんが、どれくらいの気持ちで来ていただけるのかがわからず、

実は、開催日数日前まではかなりハラハラと、そして、バタバタとしていたのです。


それが蓋をあけてみたら、決して規模は大きくないけれど、参加してくださったキャンパーさんはもちろんのこと、

開催場所となったリゾート大島の皆さんも、

そして、主催をさせて頂いた我々も、

本当に楽しめたイベントとなり、天候にも恵まれて、冬らしからぬポカポカ陽気に包まれて無事にイベントは終了しました。


和歌山ロス



開催する側となった自分たちも、心底このイベントを楽しんでいたんだなぁと気づいたのは、それぞれの活動場所に戻ってからでした。

上の2つはこいしさんと、よんさんが描いた漫画。

この漫画が出てくるということ、お2人にとって和歌山への旅が楽しかったことを表しているのかなぁっと、なんとなく佐久間は思うのです。


そして、さらに僕は考えました。

何かイベントをやったり、作品をつくったりするにしても、

それに関わる人がそれぞれ皆、納得をして、前向きに進んで取り組んでいくことが、その成果物の良し悪しを左右するのではないかと。

言葉にすると当たり前のようなことなんだけど、これ意外とみんな忘れてないか?あるいは、ちゃんどできているだろうかっと。


僕は日本一周の旅をしている時に、とあるフェスのお手伝いをしたことがありました。

今は当時とは場所を変えて続いているイベントですが、主催者の方と、キャンプ場、出展社の気持ちがバラバラで、

なんとなく歯車が噛み合わないままに開催され、結果としてあまりお客さんが楽しそうでなかったというのを目の当たりにしてきました。


その経験があったので、今回は、みんなが気持ちを一つにして、楽しいイベントになるように、佐久間は

キャンプ場とクリエイティブな皆さん、

クリエイティブな皆さんとキャンパーさん、

キャンパーさんとキャンプ場、

の間のつなぎ役として取り組みました。

ワークショップには出てこないし、ご飯とかを提供するでも、何をするでもない佐久間は何をやっているの?

っとこのブログの前半部分を読んで思ったことでしょう(笑)



僕は、今回のメンバーのように、何か秀でたものを持っているわけではありません。

よんさんのように美味しいごはんが作れるわけでも、

みやっぴーのようにワークショップ経験が豊富なわけでも、

ヤンさんのように縫い物ができるわけではありません。


でも、だからこそ、僕は思ったのです。

自分にはそういう力がないけど、僕は僕で、この人達が気持ちよくイベントが開催できるように、

受け入れ側となってくれるキャンプ場さんとの間を取り持って、コトが最後まで滞りなく進むようにすることが、

このキャンプ場のオーナーとマネージャーさんとの関係のある佐久間がやるべきことだと。


その思いが功を奏したのか、

先程紹介したようなよんさん達の漫画が生まれ、

参加してくださった方からは「こういうイベント最高です。また来年も絶対やってください!」っという言葉をもらうことができました。

そして、来年に向けて、早くもリゾート大島さんから第2回の開催の打診をいただきました。


もちろん我々としても非常に楽しく、貴重な経験をすることができたので、ぜひぜひ前向きに進めていきたいと考えております。

(実際、帰りのクルマの中で「来年はアレやるかなぁ」なんて話も出てきてました)

終わりに



長くなってしまったので、そろそろ結びにしましょう。

「通年で営業しているリゾート大島で冬キャンプができることをもっと知ってほしいんだ」

そう言っていたオーナーの言葉、期待に対して、

少しではあるかもしれませんが、その期待に答えることができたのではないかと、僕は考えています。


with campメンバーは、常々思っています。

もっともっとキャンプがこの世の中に広がってほしい、キャンプが文化になってほしいっと。

本当はすごく良いキャンプ場なのに、その良さが伝わりきれていないところを、僕らの力でなんとかできないかと。

そんな思いも影にありつつ、今回のイベントを開催させていただきました。


改めて、貴重な機会を頂いたリゾート大島の皆様、本当にありがとうございました。

そして何よりも、お越しいただいた皆様、本当にありがとうございます。

僕が仲間と運営しているHyper Camp Creatorsの読者の方は、なんと埼玉県から来てくれました。本当にありがとうございます。



いやー楽しいイベントだったな。来年も楽しみ。

キャンプ場のオーナーや管理人の方で、もし我々with campでお力になれることがあれば、ぜひお声がけください。お待ちしております。


それでは。


※おまけ

記念写真にサインするこいしさん。いたずらされてることに、全く気づかずに東京まで戻ってました。

サインつき写真はリゾート大島の受付に貼り付けてありますので、探してみてください!

All photos were taken by with camp and friendly member.Thanks a lot!!

MAGAZINE with camp

「キャンプを文化にすること」を目的とするキャンプクリエイティブユニット「withcamp」 ここでは、私達が思うキャンプの魅力、新しい価値、良さを伝えていきます。

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